Yamaha FG250 サドル、ナット交換
70年代でしょうか、ヤマハFG。
このギターは本当に音量出るギターです。
写真は交換後です。
まだこの年式のギターに多く見受けられる、サドルが限界まで低くなっている状態でした。
ブルーグラス全盛期のギターは音量を求められる事が多く、ネックの仕込み角度が浅いため、弦高があまり下がりません。
よってサドルをギリギリまで削って、ようやく現行ギターの標準的な高さになります。
しかしながらサドルの高さが低くなると、ブリッジピンからサドルにのるまでの弦の角度がつかないため、サドルをしたに押す力がよわくサウンドもついてきません。
比較的容易かつ安価にできる作業としてブリッジピンからサドルにかけてスリットを入れることで弦圧を稼ぎ、音量、アタックもしっかりと出ます。
他にもブリッジピン周りを2mm前後低く形成する方法もありますが、費用がかかります。
あとはナットも交換して完了です。
FGらしい、パンチのあるサウンドになりました。