塗装の研磨工程
塗装した後にかかせない研磨作業。
塗装ははっきり言って難しい。
よくインターネットで塗装は焦らずゆっくりやれば簡単、自分でも出来る、との書き込みがありますが、、、
本当に自分で製品レベルまで完結出来るのであれば、僕らの仕事は成り立たないですし、車の板金屋さんの技術をバカにしているとしか言えません。
一つ一つの工程で決して手は抜けない作業ですし、また工程によっては後戻り出来ない作業も多々あります。
塗装の細かな工程はまた追ってご紹介出来ればと思います。
今回は塗装を吹いて、塗膜の硬化後にかかせない研磨の作業。
よほど大きなメーカーや専用の設備がない限り、塗装を吹くと必ず小さなホコリ(ブツ)が入ります。
また、量産品のギターの多くはブツのみをとって、吹き付けた面はバフ掛けのみの作業がほとんどです。
光にかざすと小さな波、吹きムラが必ずあります。
私の作業では、出来る限り美しい塗膜にしたいので、手はかかりますが、吹き付けた後に必ずペーパーで研磨をします。
その後バフ掛けをすることで美しい塗膜になります。
ペーパーは1500-2000番でブツをとり、3000.5000に該当する3M製のペーパーで作業していましたが、今回試しに仕入れたのがこれ。
トレカットと言う製品で、まあ素晴らしい。
今までバフ掛けにかけていた時間が1/3ほどに。
これは板金屋さんが使うやつみたいですが、自動車業界は本当に進歩がすごい。
日々勉強です。