Martin ooo-28EC ネックリセット
マーチンのクラプトンモデルです。
このモデルは多分今まで20本位修理で触ってますね。
それだけ売れてるクラプトンさんはすごいっす。
この写真はネックを外すためのジグを付けてるところ。
stewmacは本当素晴らしい。
欲しいなぁと思う工具は大体ある。
まぁリセットなんて僕の中では最終手段なので出番は少ないです、年間3ー4本位でしょうか。
ジョイント部分の指板のフレット溝に1.5mmほどの穴を開けて、そこからスチームで一気にボンドを柔らかくします。
熱がしっかり入ったことを確認してジグについているつまみを回すとまぁ簡単に取れます。
しかしながらリセットはここからが問題。
今回はヒール浮きが強くでていて、弦高がべらぼうに高くなっていました。
ネックを外してボンドを綺麗に取り、1ヶ月ほど乾燥させた後にネックアングルの確認。
やはり経年変化でもと起きもあり、ボディトップもややふくらみがありますので、ネックアングルを本のわずかキツくすることで、適正な角度に仕込み直し。
アングルが決まったところでまずはボンドをつけずに組み込んでクランプをして収まりと角度の確認。
きちっと収まりアングルもバッチリ。
一度取り外してタイトボンドで止めます。
まぁ、この間に結構細かい作業してますが、、、、
ある程度割愛。
しかしまぁ、このooo28ECは殆どの個体で元起き、ヒール浮きを見てきてます。
外した時にほかのマーチンのギターと対した違いはないのになぜでしょうか、、、
たまたま僕が見てきた奴がそうなのかな。
長編なのでまた別の機会に続く。