リペアクラフト日記


フロイドローズのリセス加工(落とし込)

公開日:2015/04/03

80年代ごろのフロイドローズはアームアップが出来ない取り付けの個体が多いです。

また意図的にアームアップをしないように設計されたギターもありますね。

今回は落とし込み加工(リセス)をすることでアームアップができる加工の紹介。

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画像のようにスタッドはアンカーを埋めずに、直接ボルトになっているタイプの加工です。

アンカータイプのものでも手順は同じで、ブリッジ、スタッド、ピックガードなど
全てのパーツを取り外し座繰りの加工を行います。

複数回に分けて、表側、裏側の座繰りのを行います。

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きっちり収まることを確認。

ブリッジを仮置きして可動域を確認。

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問題なければ一通り組み直して完成です。

今回はセットアップも含めてロッド調整、ナット高調整、ネック角度調整、オクターブ調整なども合わせて実施。

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1弦で2音半ほどの可動域を確保しましたので激しいアーミングでのサウンドメイクが可能になりました。

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